
大事な時こそ、早めの行動をするのが良いんですよ、なぜだか解りますか?

すぐできるからと後回しにしていたりすると、いざという時に時間が無くて慌てふためくことになるんですよね。
目次
考え方-早めの行動が功を奏す
【早めの行動は得をする】
孫子は「先に行動を起こすほうが後から行動を起こすより勝利する可能性が高い」と言っています。
今までテスト前まで勉強せず、テスト1週間前から勉強を始めて毎日夜遅くまで勉強して疲れた・・・
という経験ありませんか?
また1か月後に始まる大切な試合。練習をするだけで相手の事を調べないと、いざ試合の時、あたふたしたという経験ありませんか?
大切なプレゼン。社内のプレゼンだけどこの企画はどうしても通したい!と思って作成した資料。
プレゼン日の1週間前から作成し始めて、言いたい事がまとまらなかった。
もっとこういう事を言えば良かった、という事で失敗した経験ありませんか?
大切な試合、試験が近い日にある場合、例年のパターンでこの時期に何をしているのかと考える時に、思い出すと良い言葉。
「佚(いっ)し」=楽
「労す」=苦労が多い
簡単に言うと、
なんでもできるだけ早めに取り掛かってしまう方が後で楽になり、先送りするほど苦労が多くなるという事。
”戦う時は早く戦地に行き、敵を待つ方が良い”と孫子も言っている。
- テスト勉強、入試の勉強など大切なテストの日が解っているのであれば、早めに勉強を始めることで苦手なポイントを何度も繰り返し勉強すすことが出来る。
- 大切な試合がある場合は、早めに準備することで、相手の弱点を研究し対策を練ることが出来る。
- 大切な予算案を提出しなければならない場合、早めに検討することで、細かい部分まで気が付いて完璧な資料を作成でき、相手に検討する時間を与えることが出来る。
成功、勝利のためにチャンスを広げる効果がある。大事な時こそ「早めの行動」を覚えておくのがベストです。
余裕をもって作業・勉強をするという事がポイントです。
例え-成功したいなら早めの行動が良い
【早く行動すると楽になる】
勉強方法で言うならば、漢字・単語などは常に覚えておかなければならないですね。特に英単語は、意味を知っていないと、問題が解けないです。
ですので、
- 新しく習ってきた漢字・英単語をその日のうちに3つ覚える
- 毎日漢字・英単語を3つ覚えていく
- 翌週になると前週の3つを覚えているかを自分でテスト
- 覚えていればOK。覚えていなければ覚える
を繰り返すことで、
1日3つの漢字・英単語
10日で30個の漢字・英単語
30日で90個の漢字・英単語
を覚えることが出来ます。
そうすることで、いざテスト前に漢字・英単語の勉強は復習程度の軽い感じで思い出すだけで良くなり、苦手な勉強に時間をさけることが出来ます。
何もしていない時と漢字・英単語を毎日覚えている場合の時間の違い
例えば1日3時間の勉強時間とし、テストまで3日しかないとした場合
毎日3つ | テスト前のみ | |
漢字50個 | 復習程度(15分) | 1個覚える時間5分×50個=4時間半程度 |
英単語50個 | 復習程度(15分) | 1個覚える時間5分×50個=4時間半程度 |
国語文章題 | 1時間 | 1時間 |
英語文章題 | 1時間 | 1時間 |
数学 | 1時間 | 1時間 |
理科 | 1時間 | 1時間 |
社会 | 1時間 | 1時間 |
合計 | 5時間半 | 14時間 |
復習時間 | 残り3時間半 | とても足りていない |
というイメージになります。1日でテストを5教科することはありませんので極端な例になりますが、それでも普通に考えていても時間が足りないという事が解りますよね。
1日1日毎日の積み重ねで後で楽できるという事を理解出来たらそれでどうするべきかが解ってきます。
ビジネスにおいても同じで取引先から案件が上がってきたとして、今までの傾向を理解しておけば、
「もしかしたら〇〇と言われるかもしれない」
と予測して準備をしておく。
そして、いざその事態になった場合も予測して準備しておいたことですぐに対処できる。
しかし、「言われるかも」と予測していても「まだ後で良い」と後回しにしておくと、いざ言われたとき、慌てることとなる。
また別案件も重なり忙しい時だと、回答も遅くなってしまい、相手に迷惑を掛けてしまうという事にもなる。
余計なことかもしれないが、先読みし準備しておくことがその時になって慌てず対処する方法の一つでもあるのです。
将来を見据えて実行してみる
短期間であれば、先に・早く行動するという事で後が楽になるという事は解りやすいですよね。
でも、長期間で見た場合は、その結果が伴うまで時間がかかるため諦めてしまうというケースが多いと思いますが、ぜひ長期間でも見据えて先に実行するという事を心がけてください。
人生集中して勉強するのは小中高大ですよね。
この期間にしっかり勉強をして社会で羽ばたいていく人と、
勉強をそれほどせずに社会に羽ばたいていく人とでは、やはり大きな差が出てくると思います。
学生の時にしっかり勉強をしておくことで、夢が出来た時に道を選択できるようになります。
ですが、勉強をしなくて、夢が出来た時に勉強しているようでは、おそらく遅いかもです。
修飾するときに、いい大学を出ることが良い収入を得るとは限りませんが、
良いお給料をもらえるところに就職することが出来ます。
Aさんは学生時代それほど遊ばず、勉強をし企業に就職し月50万を稼ぎ、ボーナスで100万を超えるという実績をあげ、高級車を買えるまでになったとします(30代前半までに)。
一方Bさんは学生時代遊び尽くして、就職、月20万、ボーナスも解らない。という企業に就職したとします。BさんはAさんをうらやましいと言っています。
ですが、Aさんからすれば、Bさんは勉強するべき時に、遊んでいたわけで、Aさんも遊びたい気持ちを抑えて勉強に没頭して、就職して遊べる時間、お金を手に入れました。
Bさんは学生時代に遊んでいたため、就職してからは遊べる時間、お金がそこそこになっています。
人生でいえば、就職して働く期間の方が長いので、どちらを優先、先を見据えてするべきかという事を考えた方が良いのかもしれません。
Bさんがうらやましいと思っているのは解りますが、あなたは学生時代に遊んでいましたよねって言われ、それが今の環境ですよ、と言われても文句は言えませんので。
他人からしても、BさんがAさんをうらやましがるというのは意味が解りません。
Aさんが勉強してた時に遊んでたでしょ!って言われるだけですからね。
勉強期間と就職期間どちらが長いかを考えどちらで楽しく過ごしたいかでいつ頑張るのかを考えてみてはいかがでしょうか?
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孫子の兵法・読み下し文-先に戦地に処(お)りて敵を待つ者は佚し…
先に戦地に処(お)りて敵を待つ者は佚し、
後れて戦地に処りて戦いに趣く者は労す。
訳文-先に戦地に処(お)りて敵を待つ者は佚し…
先に戦場にいて敵を待つ軍隊は楽に戦えて、
後から戦場に来て戦う軍隊は苦労するものである。
孫子の兵法の内容
孫子の兵法の名言(彼を知り己を知り、または敵を知り己を知れば・戦わずして勝つ)や原文の解説、ビジネスに役立てる解説、子供にもわかりやすい解説をしています。
兵法の意味から兵法がわかる本(サイト)としてまとめを準備をしています。
おすすめの本なども紹介していく予定です。