
あなたは期待されて、そのことがプレッシャーになったことはありませんか?

起きないだろう。。。という事では、もしもの時に、大変な事になるかもしれない。だから、想定は常にしておくことが大切。
目次
考え方-「起きないだろう」はあてにしない
【「起きないだろう」はあてにしない】
孫子は「「そんなこと起こるわけがない」と言った事は何もあてにならない」と言っています。
どんなことでも対策を講じておくことを基本としておかなければならない。
また、「部下に」期待することはとても大切ですし、部下もそれに応えようとするのは大切な事です。
ですが、大きすぎる期待は希望的観測に過ぎず落胆・怒りのもとになることもあるので注意が必要です。
今任されてる仕事はありますか?
そして、その結果を求められてますよね。
- 営業成績?
- プレゼン資料?
- 開発の完成?
あなたはその期待に応えるべく時間を惜しんで勉強し成功へ向けて行動をしていると思います。
失敗しないために勉強をする。すごいですが失敗しないように焦る。という事は禁物。
本人もそうですが、
上司もちゃんとした行動をすることが、部下への信頼アップや仕事のスキルアップ、成功への道になることを考えなければならないです。
上司は任せてある部下に対しては余裕を持てるスケジュールにする、チェックを常にする。
など「想定外を起こさせない対策」を考えてあげるのが大切なのです。
部下を成長させたい、信頼しているあまり、その部下の能力を見誤り期待値を上げ過ぎない事も大切な配慮。
本人は10の能力しかないのに、20~30と成果を求めると、本人もプレッシャーになり悩む原因になります。
そして上司(あなた)も出来ないと怒ったり、評価をさげたりしかねませんので、適度な上限というものを考えてあげることが大切。
個々の最適な能力を見極め仕事を与えるのが上司の仕事でもあるのです。
そのためにも大切な事(基本法)があります。
実践-事前に打つ対策の基本法
【事前の対策基本】
「起きないだろう」という予測はあてにならないものである。
↓
「起きても大丈夫」という対策をうってあることをあてにする。
日本のことわざでは「備えあれば憂いなし」という言葉がある。
例え-3ブロックで対策し、どの対策を優先するか
【3ブロックで対策】
《ブロック1》
- おこさない対策を考える
《ブロック2》
- 起きても被害とならな対策を考える
《ブロック3》
- 害が出ても最小限の損失で抑える対策を考える
という3つの事を考えておく必要がある。
【どの対策を優先するか】
①起こりうる悪い事態
①-1損失が大きい → 対策最優先で行う
①-2損失が小さい → ②-1か②-2へ
②-1起きる可能性が大 → 対策を講じる
②-2起きる可能性が小 → 余裕があれば講じる
考えてみよう-実際にはどうなの?
現在の日本では戦争というのは起こらないとされているが、実際には解らない。そのために、軍備を整えていたり自衛隊がいるわけである。
同盟を結んでいるから、攻めてこない。
という事ではなく、攻めてきた際に守り抜く力を付けておき対策をしておく事が大切なのである。
車社会でもある日本は、ガソリン車が主流だったが、ハイブリッド車、電気自動車など他業種からの影響でいろいろな車種を検討し開発を行って販売戦略としている。
自動運転という種目で自動車メーカ以外からの参入があったとしても、それに備えておくようにしないといけない。
今の現状で満足しているようでは敵からの攻めに対して対抗できず敗北を喫するだけになので、いろんな事情を読み取って対策を講じることが大切であり生き延びるためには必須な考え方なのである。
日常で考えてみると天気予報は「曇り一時雨」と出ている。
このとき、
自分が動く(外に出る)時間は昼だけだから、雨は夜らしいし大丈夫だろう。という事で、傘を持たずに出る人。
と
大丈夫だろうと思うけど、念のため雨が降っても降らなくても邪魔にならないようにという考えで折り畳みの傘を持っていく人。
の違いで解ってもらえると思うが、雨は夜という事と、自分の行動時間を想定し雨は大丈夫と判断。
もちろん悪くは無いが、予報が外れた場合の事を想定していないため、正しい事とは言えない。
一方、雨に備えて折り畳みの傘を持っていく人は、起こったときの事を予測して行動をしているため孫子の考えに沿っているといえる。
【勉強・就活で活用してみる】
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孫子の兵法・読み下し文-用兵の法は、其の来たらざるを恃むこと無く…
用兵の法は、
其の来たらざるを恃むこと無く、
吾が待つを以て有るを恃む。
其の攻めざるを恃むこと無く、
吾が攻むべからざる所の
有るを恃むなり。
訳文-用兵の法は、其の来たらざるを恃むこと無く…
戦いの原則は「そんなことが起こるわけがない」といった、根拠のない予測をあてにしてはならない。
「起こったとしても大丈夫」と備えることを真の頼みとすべき。「もしそんな事態になっても、まさかここまでは攻め込まないだろう」などとあてにしてはいけない。
「ここだけは絶対に攻め込まれない」という場所を確保しておくことこそ、真の頼みとすべきことだ。
孫子の兵法の内容
孫子の兵法の名言(彼を知り己を知り、または敵を知り己を知れば・戦わずして勝つ)や原文の解説、ビジネスに役立てる解説、子供にもわかりやすい解説をしています。
兵法の意味から兵法がわかる本(サイト)としてまとめを準備をしています。
おすすめの本なども紹介していく予定です。